映像職人マエカワマサトのサイト

シナリオは映像の設計図。なのに…

シナリオ 少し前ですが、とあるクライアントと打合せをしておりました時のことです。発注の内容を伺って「では、シナリオをまとめてまいります」と申し上げたところ、
「え?!シナリオはそちらで書いていただけるんですか?」
と、驚いたように発言されました。

これには私の方も驚きまして、お聞きしたところ、以前に発注されたことのある映像制作業者に「シナリオはお客さんのほうでお作りになるものですよ」と吹き込まれたらしい。
映像制作を発注するのはいいけれど、自分にはシナリオを書くようなノウハウも能力もないし、どうしたもんだろう、と心配されていたのでした。

「それは質の悪い業者とお付き合いがあったのですね」と申し上げておきました。

そういえば、Web上の広告だったか「シナリオはクライアントが書く」と堂々と大書してあるのを見かけたこともあります。手間のかかるシナリオ作成はクライアントに押しつけてしまって、自分たちは言われるとおりに作業を進めたほうが、稼ぎになる、とでも思ったのでしょうか?

これは話を建築に置き換えたらすぐおかしいとわかります。
「設計図は施主さんが書くものですよ。私たちは施主さんが書かれたとおりに家を建てます」
こんなことを言う建設業者がいるでしょうか?

間取り図くらいならまだしも、設計図を素人さんに書かせたら、その家はいずれ倒壊しますよ。

シナリオは映像の設計図なのです。シナリオしだいで映像は生きも死にもします。
それを映像制作の素人さんであるクライアントに押しつけてしまう、信じられません。

私にとっては、シナリオ作成はいちばん大切な仕事といってもいい。他の作業は、スタッフ間の共同作業ですが、ここだけは私ひとりの責任と能力ですから。

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Q&A

Q. あなたは、何者ですか?
A. マエカワマサトと申します。
大阪に住んでいます。
映像制作にたずさわって、30年余。
制作する映像の分野としては、企業・官庁の発注する、広報・宣伝映像、イベント映像が主です。
職種としては、企画、シナリオ作成、演出、ビデオ編集、モーショングラフィックス制作などを中心にやっております。
実態としてはディレクターなのですが、守備範囲が広がりすぎてしまったため「映像職人」を看板にしております。

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