少し前ですが、とあるクライアントと打合せをしておりました時のことです。発注の内容を伺って「では、シナリオをまとめてまいります」と申し上げたところ、
「え?!シナリオはそちらで書いていただけるんですか?」
と、驚いたように発言されました。
これには私の方も驚きまして、お聞きしたところ、以前に発注されたことのある映像制作業者に「シナリオはお客さんのほうでお作りになるものですよ」と吹き込まれたらしい。
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ドラマ風に仕立てた作品の一例で、昔作ったものです。画質が悪くてなんですが、よかったらご覧ください。
新しいものは、鋭意編集中(構想中?)です。
よく、物語などを考えるときに「起承転結」という考え方をしろ、と言われます。
この考え方は、もともとは漢詩の構成法からきたものですね。
しかし、私がビジネス映像を考えるときには、同じように4段階ではありますが、ちょっと違った考え方をしています。
それは「ツカミ→説明→結論→締めくくり」の4段階です。
導入部は大切です。というのは、最初に視聴者の心を惹きつけておかないと、真剣に見ていただけないからです。
したがって、導入部はこれから訴求しようとすることのエッセンスを、映像的に印象づけることが必要です。
たとえば、ここで商品を購入することによる顧客のメリットを、端的に訴えるのが常道です。
そして、説明がはじまります。商品の紹介ビデオなら、商品の特徴を述べ立てる部分です。
ここで大切なのは、情報を入れすぎないこと。「もうちょっと教えてほしい」と思うくらいが、ちょうどよい頃合いです。
くどすぎる説明は、中だるみを生んで、視聴者が結論までたどり着けないという結果になります。
ラスト前が映像にとって一番印象を残せる場所です。
説明のパートで、積み重ねてきた情報を有機的に結合させて、全体像をイメージできるように組み立てます。
つまり、ここで商品の魅力を強くアピールするわけです。買いたいなぁ、という気にさせることが大切です。
エンディングまで、訴求を込めると下品になります。
最後は余韻と考えるべきです。たとえば商品を買ったことによる、生活の充実のイメージや楽しさ。
そういったものを感じさせて、スマートな映像で締めくくりたいものです。