スマホ1台と無料アプリだけで、採用力を爆上げするショート動画が作れます。
必要なのは、少しの工夫と“リアルな会社の空気感”。
本記事では、スマホでの撮影からCapCutを使った編集、TikTokへの投稿方法まで、4ステップでわかりやすく解説します。
動画初心者でも、この記事を読めばすぐに1本投稿できるようになります。
第1章:採用のためのショート動画とは?
何を撮影すべき? どんなコミュニケーションをすべき?
採用活動において、ショート動画はとても効果的です。
短時間で会社の雰囲気や人柄を伝えることができるからです。
まず、何を撮影するべきか。 オススメは「働いている人のリアルな姿」です。
たとえば、社員の仕事風景や休憩中の集まった隠し撮り的な雰囲気、朝礼の様子などです。
「ウソっぽさ」があると、視聴者は一発で見抜きます。
普段通りの空気感を大事にしてください。

話しかけるときの言葉も、かしこまらないこと。
「友達に話す」くらいの感覚で、ていねいだけど親しみのある言葉を使いましょう。
【こんな動画が精鋭人材を引き寄せる】
1. 社員が笑顔で仕事している様子 → ヤラセがないって最高のアピール
2. 社長や上司が自分の言葉で情熱を語る → 振り切ってる人には振り切った人が集まる
3. 社員の「本音」のコメント → 信頼感がグッと上がる
あえて元気をしぼりだしてまでのハイテンションは要りません。
普通の人が、普通の声で、普通の情熱を語ることには、とてつもない威力があります。
このような動画は、「あっ、ここで仕事してみたいな」と思わせる力を持っています。
自然な空気感を思い切って出してみましょう。
第2章:スマホでショート動画用の撮影をしよう
スマホで撮影する場合、一番大事なのは「音」と「明るさ」です。
音が聞こえづらい動画は、それだけで離脱されます。
たとえば、機械音が鳴っていたり、人の出入りが激しかったりする環境では、声がかき消されます。
なるべく静かな場所で撮るように心がけましょう。
外で撮るなら、風の音にも注意してください。
風が強い日は撮影を避けるか、建物の影などを利用して音を防ぎましょう。
明るさは、自然光がベストです。
室内で撮影するなら、日中の窓際が理想です。
蛍光灯の光だけだと、顔色が悪く映ったり、影が強く出たりします。
画角は「縦撮り」が基本。
スマホの画面はみんな縦に持つので、縦長の構図が一番見やすいからです。
カメラの位置も大事です。
目線の高さで撮るのが基本。
表情が明るく見えやすくなります。
逆に、下から撮ると威圧感が出てしまうので注意。
手ブレを防ぐために、スマホ用の三脚があると有効です。
なければ、テーブルや壁に立てかけて、動かないように工夫しましょう。
また、スマホのレンズは意外と汚れています。
撮影前にはサッと拭いて、クリアな映像になるよう気をつけましょう。
レンズを傷つけないように、眼鏡拭きなどで優しく拭いてください。
そして忘れがちなのが「撮る前にテストする」こと。
いきなり本番ではなく、30秒だけ試し撮りして、音・明るさ・構図を確認してから本番に入りましょう。
撮影がうまくいくかどうかの9割は、段取りで決まります。
「これでOK!」と思える状態を整えてから、撮影にのぞみましょう。
第3章:ショート動画は最低限の編集でよい
無料で使える動画編集アプリはたくさんありますが、TikTokの運営会社が提供している「CapCut(キャップカット)」がよいでしょう。
スマホにインストールすれば、誰でもかんたんに動画編集ができます。
【CapCutのインストール方法】
iPhone:App Storeで「CapCut」と検索してインストール
Android:Google Playで「CapCut」と検索してインストール
アプリを開くと「新しいプロジェクトを作成」という画面が出ます。
編集したい動画を選ぶだけで編集が始められます。
操作画面も直感的なので、初めてでも安心です。
編集の目的は「伝えたいことを、わかりやすく届ける」それだけです。
プロのような完璧な仕上がりである必要はありません。
CapCutなどのアプリでやるべき最低限の編集は、以下の3つです。
- 不要な部分をカットする
言い直しや間が長い部分など、見ていて退屈になるところは思い切ってカットします。
冗長さをなくすだけで、テンポが良くなり、見やすさが格段にアップします。 - テロップ(字幕)をつける
話している内容を文字にすることで、音声なしで見ているユーザーにも伝わります。
テロップはすべての発言でなくてもOK。
要点だけでも十分に効果があります。
【テロップの例】
「この会社に入って一番よかったのは、人間関係のストレスが少ないことです」
→ 『人間関係のストレス、ありません』
短くてインパクトのある言い回しに変えるのがポイントです。
- 音量の調整
BGMを入れるなら、話し声がちゃんと聞こえる程度の小さめ音量に設定しましょう。
声が聞きづらくなると、視聴者はすぐに離脱します。
BGMは必ずしも必要ではありません。
使うなら明るく前向きな雰囲気のものがオススメ。
【編集のコツ】
・1カットは長くても10秒以内に収めるとテンポよく見える
・場面が変わるときは、軽いトランジション(切替効果)を入れると自然
・文字色は背景に合わせて見やすいものを選ぶ
ショート動画は冒頭の1秒が勝負です。
ここで「ん?気になる」と思わせられなければ、すぐスワイプ(次の動画に飛ばす)されます。
たとえば、最初にインパクトのある言葉をテロップで出したり、笑顔やリアクションがある場面を最初に持ってくるのが有効です。
完璧を目指すより、「伝わること」を最優先にしましょう。
編集は“ちょっと整える”くらいがちょうどいいです。
第4章: TikTokに投稿しよう
いよいよ動画を投稿する段階です。
ここではTikTokでの投稿方法と、注意すべきポイントをまとめます。
まず、CapCutで編集が終わった動画をスマホに保存します。
その後、TikTokアプリを開いて「+」ボタンをタップし、「アップロード」から保存した動画を選びます。
次の画面では、動画にフィルターや効果音を足すこともできますが、基本的にはCapCutで仕上げたまま使えばOKです。
「次へ」を押すと、説明文やハッシュタグを入力する画面に進みます。
ハッシュタグは、動画を見る人が検索をする時に使います。
【ハッシュタグの例】 #採用動画 #会社紹介 #働く人 #新卒採用 #中途採用 など
【注意点】
・説明文に会社名や勤務地、募集職種なども書いておかないと効果がありません。
いちいち検索しなくても、会社名などがわかるようにしておきましょう。
・公開範囲は「全体公開」に設定しましょう
・投稿後はコメントやDMに対応できるよう、通知をオンに
動画を投稿して終わりではなく、「誰が見て、どう反応したか」を見ながら改善することが大切です。
再生数、いいね、コメント、保存数の傾向を見て、反応が良かった動画のパターンを蓄積していきましょう。
そうすることで、どんどん投稿の精度が上がっていきます。
最後に、「継続すること」が一番大事です。
5本10本の投稿は誰でもやれますが、それだけでは意味が薄いです。
週に2~3本を目標に、継続的に投稿することを心がけましょう。
やるか・やらないかで、採れる人材は大きく変わります。
ぜひチャレンジしてみてください!
コメント