金をドブに捨てる
金をドブに捨ててませんか?

あなたの会社は、映像制作会社と付き合いがありますか?
多くの会社は、ないと思います。
でも、たとえば印刷会社とか、デザインスタジオとかなら、付き合いがあるかもしれません。あるいは今時ですから、IT関係の会社とか、Webデザイン会社とか。

そこで、そういう会社に声をかける。
「おたくの会社では、映像制作をやってますか?」
「もちろん、やってますよ」
気心のしれた会社がやってくれるなら、ということで発注することになります。

でも、ここでご注意。名刺の裏側に小さな字で「映像制作」と書いてあるような会社でも、自社で映像制作をやっている会社は少ないのです。

それどころか、今まで一度も映像制作の仕事をやった経験がなかったりします。
それなのに映像制作を請けてしまうとどういうことになるのか?
あちこち声をかけて、知っている会社の中から映像制作のできる会社を探すのです。

その結果としてどういうことになるかというと、二社経由という現象が出現したりします。
A社がB社に丸投げをし、B社は映像制作会社であるC社に丸投げをします。
当然、A社、B社は中間に入ってマージンをとります。

だいたい、こういう時「30%は残したい」と考えるのが通例でしょう。

発注元の会社が、100万円の予算を用意したとします。
A社は30%とって、70万円でB社に渡します。
B社も30%とったとしますと、21万円引いて、実際に制作を行うC社への発注額は49万円ということになりますね。C社も利益を必要としますから、実際に制作の実務に使われる予算はずっと少なくなります。

さて、ここでA社、B社の面々は、何をしてくれるのでしょうか?
たいていの場合、邪魔をしてくれます。

コミュニケーションの面だけとっても、二社も経由するとぎくしゃくすることはおわかりでしょう?
実際の制作担当者としても、元請けの顔色をうかがわなくてはいけないから、やりにくいのは間違いありません。

二社経由させるくらいなら、それぞれの会社に紹介料としてたとえば10万円ずつ払って、C社と直接取引したほうがずっといいことはご理解いただけますね?