地方自治体や官公庁の発注する映像作品は基本的に入札になりますが、いつも不思議に思うことがあります。
それは「入札するのに設計図が示されていない」こと。
これはおかしいのではないでしょうか
たとえば建物の入札であれば、まず設計のコンペが行われます。そして、設計の善し悪しで一案が決定して、その設計図をもとに見積入札が行われるはずです。
映像の場合は、簡単な仕様書程度で見積入札で業者決定をし、その後に映像の設計図ともいえるシナリオが作成されるのです。
これでは、自ら発注する映像の質を低めているようなものであることに発注元の担当者は気づいてほしいですね。設計図なしに入札させてもよいものでしょうか?
私が提案するのは、建物と同じように、まずシナリオの企画競合を行って決定し、そのシナリオを示して見積入札をしてほしい、ということです。