人が集まる会社と、人が逃げていく会社。
その差は、社長の覚悟ひとつです。
第1章 迫りくる「人手不足」の本当の姿
最近、「人手不足で倒産」というニュースが増えています。
もしかして、「うちには関係ない」と思っていませんか?
数字を見てください。 現実は、かなり厳しいです。
147.3%増という現実
東京商工リサーチの調査によると、2026年2月の「人手不足」関連倒産は47件です。
前年同月比で147.3%もの大幅増加です。
採用できないこと、賃上げできないこと。
この2つが、中小企業を追い詰めています。
(出典:東京商工リサーチ https://www.tsr-net.co.jp/data/detail/1202629_1527.html )
人が消えたのではなく、動いている
では、日本から突然、人が消えたのでしょうか?
そんなことはありません。
人は確かに存在しています。
ただ、行き先が変わっています。
特定の会社にだけ、人がどんどん集まっています。
そして、そうでない会社から、人が次々と出ていきます。
今起きているのは「人手不足」ではなく、「人材の大移動」です。
この現実を、他人事として見ていてはいけません。
外の環境が良くなるのを、ただ待っているだけでは何も変わりません。
まずは「自分ごと」として受け止めることが、最初の一歩です。

第2章 社長、採用を「誰かに任せて」いませんか?
採用を、総務や人事の担当者に丸投げしていませんか?
求人票を現場に任せて、社長は何もしていませんか?
それが、じつは一番の問題です。
現場には、ルールを変える権限がない
担当者は、決まった予算の中でできる範囲のことをします。
でも、会社のルールを変える権限は現場にはありません。
だから、何も根本から変えられないのです。
決断できるのは、社長だけ
柔軟な働き方を導入するかどうかを決められるのは、社長だけです。
大幅な給与の引き上げを決断できるのも、社長だけです。
現場の担当者は、あなたが決めた枠の中でしか動けません。
社員がイキイキと働ける舞台を用意できるのは、あなただけです。
自社の労働環境を、今一度、客観的に見つめ直してください。
社長の覚悟なしに、この人手不足の時代は乗り越えられません。

第3章 法律の変化を待っている間に、若者は動いています
「解雇規制の緩和」について、よく話題になります。
企業が解雇しやすいように、法律を変えようという動きです。
でも中小企業は、その法律成立を待つ必要はありません。
法律より先に、若者の価値観が変わった
若い働き手は、すでに考え方を変えています。
今の会社に不満があれば、すぐ転職します。
法律が変わらなくても、人材の流動化はとっくに始まっています。
これは、企業にとっての追い風でもある
ひとつの会社で定年まで働くという価値観は、もうほとんどありません。
彼らを無理やり引き留めることは、不可能です。
でも、これをネガティブに捉える必要はありません。
転職のハードルが下がっているということは、企業にとっての追い風でもあります。
魅力的な会社になれば、優秀な若手が自然と目を向けてくれるということです。
法律のせいにして諦めるのは、あまりにももったいないです。

第4章 中小企業が「選ばれる側」になるために
人材が激しく動いているということは、チャンスでもあります。
他社で働く優秀な人材を、自社に迎えられる可能性があります。
受け身の姿勢は、今すぐ捨て去ってください。
中小企業にしかない武器がある
「大企業と給与で勝負するのは難しい」と思っていませんか?
でも、中小企業には大企業にない強みがあります。
それは、意思決定の速さと、柔軟な働き方です。
社員一人ひとりの事情に合わせた、きめ細かい働き方ができます。
これは大企業には真似できない、中小企業ならではの武器です。
自社の魅力を作り出し、受け皿を整えてください。
くすぶっている実力者に、活躍の場を
他社でくすぶっている実力者が、たくさんいます。
彼らに「活躍できる環境」を約束してあげましょう。
それが、心を動かす最高の口説き文句になります。
優秀な人材への投資は、会社の未来への最高の投資です。
今日から、社長自身が採用の最前線に立ってください。
全社を巻き込んで、旗を振るのはあなたの仕事です。

この厳しい時代を勝ち抜くのは、そういう会社だけです。
人手不足を嘆くのか。
それとも、人が集まる会社に変わるのか。
決めるのは、社長のあなたです。





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