私がなぜ「大阪の技術系企業の人材不足を解決する」と自らのミッションを定めたのかということについてお話します。
動画による求人支援活動を始める際、「どんな企業を支援したいか」と問われました。
私は映像業界出身で他の業界の経験はありませんが、様々な現場経験から「技術で立っている会社」に絞ることにしました。
技術系企業は優れた技術を持ちますが、採用面では「不器用」と感じていました。
それらの企業を支援して、「質の高い人材」の獲得を支援することを選びました。
技術には夢と誇りがあります。
私はその夢と誇りを伝えるコミュニケーションを手伝いたいです。
第1章:「自分は誰を支援したいのか?」という自問自答
そもそも、動画を中心とする求人支援活動に入るにあたって、私はある人物から問いかけを受けました。
「あなたは、いったいどんな企業の求人活動を支援したいと思っているのか?
あなたが情熱を傾けられるのは、どんな分野の企業なのか?」
それまで、私は動画による求人支援活動をしようとは考えていました。
しかし、具体的にどんな企業の人材不足を解決しようということまでは、考えていなかったのです。
「自分はいったいどんな企業を支援したいのか?」
私に問いかけた人物はこうも言っていました。
「あなたが働いた経験のある業界、職種に絞るのもひとつの手段です」
私は、大学卒業後すぐに映像制作の業界に入ったので、その他の業界を知りません。
しかし、映像制作スタッフとして、さまざまな業種の会社に撮影などでお邪魔することがありました。
その経験も踏まえて考えたとき、漠然としたイメージが浮かんできたのは
「技術で立っている会社を支援したい」
ということだったのです。
第2章:精鋭人材の獲得を後押ししたい
人手不足に陥っている業種は、必ずしも技術系企業に限りません。

日本商工会議所「人手不足の状況および多様な人材の活躍等に関する調査」調査結果より(2023年9月28日)
このグラフを見ると、もっとも人手不足に困っているのは、介護・看護業、建設業、宿泊・飲食業などです。
求人支援活動をするなら、こういう業界をターゲットにした方が成約する確率は高いと思われます。
求人支援の活動をする時、「人数か、質か」のジレンマがあります。
私は、「質の高い人材」の獲得を支援するほうを選びました。
それが私の持っている動画のスキルや経験が活きる道だと思ったのです。
上記の3つの業界よりも、技術によって立つ企業のほうが質の高い人材を求めている可能性が高いのではないか、と思いました。
そこで、製造業、施工業、技術開発企業、情報・通信業など「技術によって立つ」企業をターゲットにしようと思うに至りました。
第3章:不器用な業界
ここで述べることは、ある意味失礼な表現になってしまうかもしれません。
それを承知で申し上げるなら、製造業を中心とした技術系企業に、私は「不器用な業界」というイメージを抱いていました。
技術はどの企業も素晴らしいものをお持ちだと思います。
しかしそれ以外の面、商売だとか、人材採用だとか、そういう面はあまりお得意であるという印象はありません。
職人と商売人、強引に二分してしまえば、技術系の人たちは「職人」だと思います。
技術は素晴らしいのに、それを商売にするところは決して上手くない。
人材採用などについても、同じく。
そういう会社を支援する方が私にとっては合っている。
そういう人たちを応援することに情熱を傾けられる。
そう思いました。
第4章:ものづくりには夢がある。誇りがある
そして、もうひとつの要因はこれです。
夢なくして技術は生まれません。
空を飛びたい、という夢があったから、飛行機を造る技術が生まれたのです。
夢の実現の手段として、技術があります。
飛行機全体を作ってはいなくても、そのごくごく一部のパーツを造っていても、そこには夢が詰まっています。
そして、それを造る人たちの間には、誇りがあります。
技術を持っているという誇り。
素晴らしい製品を作っているという誇り。
それは未来を切り開いているという誇りです。
夢と誇りを持っている技術系の企業なら、その夢と誇りを伝えることによって、精鋭人材を獲得できると思いました。
私の専門は、動画を中心としたコミュニケーションです。
私は、技術開発のお手伝いをすることはできません。
しかし、技術の夢と誇りを伝えていくお手伝いはできる、と思いました。
それが、私が「大阪の技術系企業の人材不足を解決する」と言っている理由です。
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