下町の人情派社長の心理をAI(Gemini)にシミュレートしてもらう

下町人情派の社長
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AIを使って、ひとりの経営者の心理をシミュレートしてもらいました。
はたしてこれが妥当かどうか、これに近い人物を知りませんのでわかりませんが、意外といい線いってるような気がしますので、ご紹介してみます。

ちなみに使ったのは、Googleの提供しているGeminiです。
有名なChatGPTもいいんですけども、Geminiも最近進化が著しいと聞きますので、使ってみました。

モデルは「2.5Pro」です。

目次

社長のペルソナを作る

まず、社長ペルソナを5人分Geminiに作ってもらいました。
使ったプロンプトはこんな感じです。

ペルソナを作成したい。

大阪で製造業の会社を経営している二代目社長。

会社の規模は、従業員数70名

業種は機械部品製造

会社では人手不足に悩まされている

ペルソナには、名前、性別、年齢、学歴、職歴、専門分野、家族構成、愛読書、愛読WEBメディア、休日の過ごし方、趣味・嗜好、バックストーリーを必要とする。

5人分作成

これで5人分出てきたんですけども、その中から下記の人物を選びました。

3人目:現場が恋しい叩き上げ人情派社長

名前 高橋 義男(たかはし よしお)

性別 男性

年齢 62歳

学歴 地元の工業高校を卒業しました。

職歴 高校卒業後、この道一筋です。 先代社長に腕を見込まれて入社しました。 40年以上、製造現場で働いています。 先代の急逝により、工場長から社長になりました。

専門分野 NC工作機械のプログラミングなら誰にも負けません。 金型の設計も得意です。

家族構成 妻と暮らしています。 息子が2人いますが、家業には興味がないようです。 最近、初孫ができてデレデレです。

愛読書 本はあまり読みません。 でも、専門誌の「機械技術」だけは毎月目を通します。

愛読WEBメディア YouTubeで、ものづくり系の動画を見るのが好きです。 価格コムで工具の値段をチェックします。

なぜこのペルソナを選んだかというと、一番泥臭いキャラクターだったからです。
ちなみに、顔が見えないとイメージもしにくいので、顔写真もGeminiに作ってもらいました。

これが高橋義男さんです。

高橋義男社長が採用で大切にしていること

高橋義男さんに人材採用について聞いてみます。
といって、実際はGeminiが代わりに答えてくれるんですが。

高橋さんが人材採用で一番大事にしていることを5つ教えて

答えはこうなりました。

人情派の叩き上げ社長、高橋 義男が採用面接に来てくれた若者に何を求めるか。

ワシが一番大事にしていることを、正直にお話ししますな。

ワシ、高橋が人材採用で一番大事にしていることは、この5つですわ。

1. 素直な心を持っていること

まず一番は、やっぱり「素直さ」ですな。

こっちは、この道40年以上やっています。

それなりに経験と知恵は持っているつもりです。

だから、ワシが教えることを「はい」と素直に聞いてくれる人がええです。

変に理屈をこねたり、やったふりしたりする人はあきまへん。

最初はできんでも、素直に聞いてくれるなら、なんぼでも教えたります。

2. ものづくりが好きだという気持ち

次に大事なのは「ものづくりが好きか」どうかです。

手先が器用やったら、もちろん嬉しいです。

でも、それよりも「好き」という気持ちの方がもっと大事ですわ。

好きやったら、しんどい時も乗り越えられます。

もっと上手くなりたい、もっとええもん作りたい、と思えるはずです。

そういう気持ちがある人と一緒に仕事がしたいですな。

3. 根気強く続けられること

それから「根気がある」ことです。

この仕事は、一日や二日で覚えられるような甘い世界やないです。

毎日同じことの繰り返しに見える日もあるかもしれません。

でも、その積み重ねが技術になるんです。

失敗してもめげずに、こつこつと続けられる辛抱強さ。

そういう根気のある人を、ワシは信用します。

4. 元気な挨拶ができること

当たり前のことやと思われるかもしれません。

でも「挨拶がしっかりできる」ことは、ものすごく大事です。

「おはようございます」「お疲れ様です」が元気よく言えるだけでええんです。

元気な挨拶一つで、工場の雰囲気もパッと明るくなります。

仕事は一人でするもんやないです。

周りの人間と気持ちよく働くための、基本中の基本やと思います。

5. 汗をかくことを嫌がらないこと

最後は「汗をかくことを嫌がらん」ことですな。

うちの仕事場は、快適なオフィスとは違います。

夏は暑いし、冬は寒いです。

それに、機械を触るから手も油で汚れます。

そういう現場仕事を、覚悟してくれる人が欲しいです。

汗水たらして働くことの尊さを分かってくれる人と、一緒にええもんを作りたいですわ。

なんか、Geminiが高橋社長になりかわって喋っているようですね。
でも、いかにも叩き上げ社長が言いそうな言葉だという気がします。

高橋義男社長が人材採用に苦労している理由を語る

では、続けて質問してみましょう。

高橋さんが自分の会社はなぜ採用に苦労しているのか、その理由について考えていることを5つ教えて

知りたかったのは、こういう叩き上げ社長がどんな考え方をするか、なんです。

ワシ(高橋 義男)が、自分の会社はなんで採用に苦労しとるんか。

夜、一人で晩酌しながら、いっつも考えてますわ。

その理由について、正直に5つお話しします。

1. この仕事の本当の魅力が、伝わっていない

まず一つ目は、この仕事の面白さが全然伝わっていないことですな。

ただの金属の塊から、寸分の狂いもない精密な部品が出来上がるんです。

自分の腕一本で、世の中を支えるもんを作っている、という誇りがあります。

でも、このやりがいや感動が、今の若い人にはピンと来んのかもしれません。

スマホの画面を触る方が、よっぽど面白そうに見えるんでしょうな。

それが、なんとも悔しいですわ。

2. 「きつい・汚い」という古いイメージ

二つ目は、町工場のイメージが悪すぎることです。

「きつい、汚い、危険」なんて言われてきました。

確かに、空調の効いたオフィスとは違います。

夏は暑いし、冬は寒いです。

手だって油で汚れます。

でも、昔に比べたら機械も新しくなって、ずっと安全で働きやすくなっとるんですよ。

そのことが、なかなか分かってもらえまへん。

3. 給料が、よその会社より見劣りすること

三つ目は、これはもう正直に言うしかないですけど、給料の問題です。

ワシかて、社員にはぎょうさん給料を払ってやりたいです。

みんなに家族がおることは、よう分かっています。

でも、大企業さんみたいには、どうしても払ってやれんのです。

求人票の数字だけ見たら、うちよりええ会社は山ほどありますわな。

こればっかりは、本当に心苦しいです。

4. ワシの教え方が、時代遅れなこと

四つ目は、ワシ自身の問題です。

ワシの教え方が、もう古いんやと思います。

どうしても「見て覚えろ」「技は盗め」と言うてしまいます。

そうやって自分も育ってきましたからな。

でも、今の若い人には、もっと手取り足取り、丁寧に教えなあかんのでしょう。

頭では分かっているんですけど、どうも性に合わんのです。

5. 会社の良さをアピールするのが下手なこと

最後の五つ目は、結局、宣伝が下手くそやということです。

うちには、どこにも負けんええ技術があると自負しています。

お客さんからの信頼も厚いつもりです。

でも、それを外の人に知らせる方法が、ワシにはさっぱり分かりまへん。

ホームページはあるけど、誰が更新するわけでもないです。

ええもん作ってたら、誰かが見ててくれる。

そんな時代は、もうとっくに終わったんやろな、と感じています。

意外とちゃんと自己分析できているな、という気がします。

高橋義男社長が考える採用打開策

つづいての質問。

高橋さんは、実現可能か不可能かを問わず、どうすれば希望の人材が採用できるようになると考えているか、5つ教えて

実現可能か不可能かを問わず、というところが大切なんです。
実現可能なことしか考えないとしたら、考える範囲が狭くなってしまいます。

ワシ(高橋 義男)が考える、夢のような採用方法ですな。

実現できるかどうかは一旦置いといて、自由に考えてええのなら、こんなことをしてみたいですわ。

1. 「一日工場長」になってもらう

まず、やる気のある若い人に「一日工場長」を体験してもらいます。

ワシの席にどっかり座らせて、一日中、工場の様子を眺めてもらうんです。

職人たちの真剣な顔つきや、機械の音、油の匂い、全部肌で感じてもらいます。

理屈で説明するより、この現場の空気を感じてもらうのが一番です。

「どうや、面白い仕事やろ」と最後にワシが聞いたら、きっと「はい!」と答えてくれるはずです。

そんなふうに、この仕事の魂を直接伝えたいですな。

2. 給料を日本一にする

これはもう、夢のまた夢ですけどな。

いっそのこと、うちの会社の給料を日本一にしてみたいですわ。

「大阪の小さな町工場やけど、給料はどこにも負けへんぞ」と胸を張って言いたいです。

お金が全てやないとは分かっています。

でも、社員には家族もおるし、金の心配なく仕事に打ち込ませてやりたいんです。

これができたら、辞める社員もおらんし、入りたい若者も行列を作るでしょうな。

3. 「高橋技術塾」を開いて、技を教える

工場の片隅でええんで「高橋技術塾」というのを開きたいです。

ものづくりに興味がある近所の子供や、学生さんを集めます。

もちろん、お金は取りません。

ワシが持っている技術を、全部タダで教えます。

そこから、ものづくりの面白さに目覚めてくれる子がおったら最高です。

「塾長、俺もこの会社で働きたいです」なんて言われた日には、嬉しくて泣いてまいますわ。

4. 有名なテレビ番組に取材してもらう

あの、職人を取り上げるような有名なテレビ番組あるでしょう。

ああいうのに、うちの会社を取材してもらうんです。

ワシやなくて、うちで働く職人たちが主役です。

普段は無口な職人たちが、ええ顔して仕事しとる姿を全国に見てもらいたいです。

「日本のものづくりは、この人たちが支えてるんや」と分かってもらえたら、きっと見方が変わるはずです。

ワシが宣伝するより、よっぽど効果があると思います。

5. 作った部品の「その先」を見せる

最後は、うちで作った部品が、最終的に何になっているのかを見せることです。

例えば、新幹線や医療機器、最新のロボットなんかですな。

そういう完成品を工場にどーんと置いて「この機械の心臓部を、ワシらが作ってるんやで」と説明するんです。

自分の仕事が、どうやって世の中の役に立っているか実感できます。

「すごいもん作ってるんやな」という誇りが持てるはずです。

そうすれば、給料だけやない、この仕事の本当の価値に気づいてくれると信じています。

いいじゃないですか。
「給料を日本一にする」を除いて、けっこう実現可能な気がします。

妄想でもなんでも、ここまで考えられているんなら、それを実行に移せばきっと成果は出ると思います。

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