saya160312200i9a3531_tp_v世の中に「動画」という言葉があふれています。

動画という言葉は、「静止画」という言葉に対するものだと考えられます。
「静止画」とは、写真、図、イラスト、漫画などではないでしょうか?
そうすると、動画というものはそれに「動き」をつけたもの、ということになります。

もちろんカメラで撮った実写動画もあるでしょうし、アニメーション、3DCGの動画もあるでしょう。

インターネット上では「動画マーケティング」とか「動画広告」という言葉がたくさん見かけるようになりました。
「スマートホンで動画を撮影して、YouTubeに載っけましょう。それだけであなたのビジネスが変わりますよ」的な売り文句が添えられていたりします。
なんとお手軽!

今どきスマホなんか誰でも持ってますし、YouTubeで動画を公開するのは無料です。
お金をかけないで、大きな宣伝効果をあげることができますねぇ。

もちろん、動画がないとあるとでは、ある方が間違いなく商売にプラスです。

動画を使えば、静止画では表現できないことを見せることができますし、うまく使えばあなたの商品(サービス)を強くアピールすることもできるでしょう。

でも私は、「動画」という言葉が実は嫌いです。なぜならば「動画」はパーツにすぎないからですよ。

他のものに置き換えてみればわかります。たとえば「写真」としましょう。

「写真」があることは間違いなくビジネスに有効です。というか、今では写真なしのビジネスなんて成立しません。
文字だけのパンフレットを商談相手に見せようものなら、「写真はないんですか?」と言われます。

でも、じゃあ写真を一枚、あるいはアルバムで商談相手に見せますか?
そんなことはしないでしょう?

写真をうまく組み込んで、文章や図も駆使してパンフレットを作るでしょう。
それを、商談相手に見せるはずです。

ハイ。写真を「動画」に置き換えてみてください。

動画は写真と同じく、あくまで販促ツール(あるいは広報ツール)のパーツなのです。
商談相手とのコミュニケーションの仕方を想定して、設計通りに動画を編集して、テロップやナレーションで解説をつけ、場合によっては図やアニメーションを組み込んだ「映像」のツールがあったほうがずっと効果的なのは、おわかりですよね。

動画はパーツ、映像は精緻に設計されたツールです。ビジネスに効く「動画マーケティング」を必要とするならば、そこはお手軽はやめましょうよ。
きちんと、プロの仕事に投資しましょう。