「アピール」とは商品の特徴を訴えること

「アピール」という言葉にしましたが、商品(サービス)の「説明」に近いパートです。
ここでは、商品(サービス)の特徴を訴えます。

全体が5分の販促映像であれば、どだい詳しい説明は無理です。
「説明する」のではなくて、「印象づける」が正解です。
(「説明」は、印刷物であったり、セールストークの役割だと考えましょう)

3ポイントアピール

ここでは「3ポイントアピール」というやり方をおすすめします。
時間が刻々と流れていく中、重要なのは視聴者の心に商品(サービス)の「印象」を残していくことです。
たくさんの特徴を訴えてすぎても、最終的に視聴者の心には残りません。
逆にひとつの事柄を延々と説明しても、印象は漠然としたものになってしまいます。
3つくらいがちょうどいいのです。
(※決して4つや5つがダメということではないのです)

商品(サービス)の特徴を3つの項目にまとめ、それぞれを訴えます。

まず、特徴(アピールポイント)を紙に書き出してみましょう。
何項目上がりましたか?

たくさんありすぎて、3項目には絞りきれない、という方。
いろいろ言いたいことはあるでしょうが、ここは書き出した項目のうちもっとも訴えたい項目を3つ選んでください。
残りは、簡潔な言葉で一覧表にしておきます。

逆に言いたいこと3項目もはないな、という方。
それでは、その言いたいことを角度を変えて見直してみましょう。
ひとつの事柄であっても、立場や視点を変えれば、別の言葉になるはずです。

アピールに順番をつける

そうして、3つのアピールポイントを比較してみて、「これだけは言っておきたい」と思う順序に番号をつけましょう。

その番号が、アピールしていく順序になります。
ひとつひとつの項目を訴える時間は、全体が5分であれば30~45秒が適切です。
長々と説明しすぎるのはよくありません。

もうひとつ大切な作業が、3つのアピールポイントのそれぞれに映像を当てはめていくことです。
その特徴をアピールするのに、どんな映像を見せたらいいのか? そこを考えます。

映像の「メリハリ」というものがあります。
同じような映像を延々見せ続けられれば、何項目アピールされても全部同じにしか見えません。

3つのアピールポイントそれぞれに、特徴的な映像を当てはめてみる、すると項目が切り替わった時にその違いが明白になります。

どうしても同じような映像になってしまうのなら、項目の入れ替えをすることも考えましょう。

多すぎるアピールはまとめて伝える

最後に、言いたい特徴がたくさんあって絞りきれなかったあなた。

3ポイント以外の特徴を一覧表にしましたね。
3ポイントのアピールが終わった後に、それを一画面にまとめて文字で見せてはいかがでしょうか?
「まだまだ言いたい特徴があるんですよ」というアピールです。

そして、その説明は、印刷物であったり、セールストークの中でフォローしましょう。

次項「変化のパート」に続く